Windows 8 でPDFが印刷できない!ってときのスッキリ解決方法
Windows 8 でPDFが印刷できない!って人の解決法
Windows 8ではついに標準機能でPDFを読むことができるようになった
Windows 7まではPDFを開くには別途Adobe Readerをインストールする必要がありましたが、Windows 8では標準でPDFを表示するためのアプリとしてWindows Readerが入っています。
PDFはもともと一企業であるAdobe社が提唱したファイル形式ですが、PCで使用するもっとも汎用的な文書ファイルとしてその地位を確立していて、各種マニュアル等でも非常によく使われています。
そのため、もはやPDFを避けて通ることができないのが現状で、Windows 8ではついに標準機能のWindows ReaderでPDFを読むことが出来るようになったのです。
ただ、実はこのWindows Readerがちょっと曲者なのです。
PDFを開くのはいつも通りダブルクリック(タブレットならタップ)すればよいので、ここはなんの問題もありません。問題はその次。
PDFをざぁ〜と読んで、このPDFを印刷しようかなと思ったその時、問題は発生します。
印刷する方法がわからない!
このアプリはタブレットで使用することを意識して、全画面表示でPDFが開くようになっています。ちなみにこれはWindows Readerに限った話ではなく、多くのWindows 8対応アプリはこの仕様になっていて、さらに言えば、Androidなどのタブレット用OSは全画面で表示する仕様です。
全画面表示なのでメニューがありません。
今までは画面上のほうにメニューがあってそこから印刷できたのに・・・
Windows 8に慣れてきた人は、「困ったらチャームを出せばいいんだ。」とチャームを表示してみますが、「印刷」みたいなボタンはありません。
以前からWindowsを使い慣れている人は印刷画面を出す「Ctrl+P」というショートカットを知っているのでやってみますが反応なし。これもだめ。
さて、どうしたものか・・・と困ってしまう人が非常に多いようです。
ではどうすればよいか?
正解はチャームからさらにひと手間
PDFを印刷するためには、ただチャームを表示するだけではだめで、チャームを表示してから「デバイス」を選択するとインストールされているプリンターが表示されます。ここから印刷すれば良いのです。
順を追ってもう少し詳しく説明しますね。
見にくい画像はクリックすると大きくなります。
@PDFをダブルクリックで開く

アイコンはこんな感じです。
Aマウスを右上に移動してチャーム表示させる
Bデバイスをクリックする

C印刷に使用するプリンターをクリックする

デバイスをクリックするとPCにインストールされているプリンターが表示されます。オフラインになっている(電源OFFになっている、ケーブルが抜けている、など)のプリンターは表示されません。
サンプルはWindows 標準の仮想プリンター「XPS Document Wrinter」で印刷する場合です。
Dあとは画面の指示に従って印刷完了

ここからは基本的に画面の指示にしたがっていけば印刷ができるはずです。
Windows Readerはデスクトップユーザーには使いにくい
タブレットユーザーなら、まだこの操作でもストレスなく使用できるかもしれませんが、デスクトップユーザーにとってはこれらの作業はちょっと面倒です。
しかもPDFが全画面で開いてしまうので別のウィンドウを開いて並行作業をするのには向いていません。
そのため、デスクトップ/ノートPCユーザーにはWindows 8標準のWindows Readerは使用しないで今迄通りAdobe Readerをインストールしておくことを強くお勧めします。
Windows Readerはタブレット用アプリだと割り切ってしまったほうがよさそうです。